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2020.02.09 ブログ

寒い日はどれくらい着ればいいの? 気温5℃の着物防寒事情

今年はずっと暖冬で、立春を過ぎたあとにやっと寒気がきました。
今日もとても寒いです。
本当は着物着て京都へふらっと遊びに行こうと思っていたのですが、
京都の寒さは底冷えするし、今日日曜だから混んでるだろうし…ということで、
あえなく中止。
お家でぬくぬくしています笑


先日、夜にお食事に行くため着物を着ました。
その日、気温は5℃。
寒いかなぁと思っていましたが、外に出ると意外と「…あ、いけるかも」と
いう感じ。
そう、実は着物ってあたたかいんですよね。

気温5℃の時、下着は何着る?

私は1年中同じ素材の下着を着ています。
麻と綿でできたもので、本来は春→夏→秋のシーズンに着るものだと思いますが、
冬でも全然平気です。
理由は「天然素材」だから。
(麻はともかく)綿、絹、毛などの天然素材は比較的あたたかいです。
そして絹は湿度を一定に保ってくれる働きもするので、年中通して着心地がいい。
よっぽど寒いときはヒートテックなどの防寒下着を着用しますが、5℃だったら
下着のみで行けちゃいます。

ちなみに足袋も通年同じもの。
末端冷え性の方は、裏起毛のネル足袋などもあるので検討してみてもいいかも
しれません。

気温5℃の時、着物は何着る?

この日は正絹の長襦袢&着物でした。
先ほども書いたように、絹はあたたかいのでこの日も全然寒くありませんでした。

気温5℃の時、防寒は?

防寒は、羽織+ファーショール+長めの手袋です。
一般的に羽織より道中着や道行の方があたたかいです。
理由は、道中着や道行は前を重ねて閉めるから。
羽織は前開きなので風が通りやすく、防寒という意味では道中着や道行に劣ります。
それでもこの日は羽織だけで十分でした。

また、着物の時の寒さのポイントは「3つの首」です。
首、手首、足首。
世の中的に「冷やしたらダメだよ」と言われる個所ですが、着物着用時はこの3か所が
冷えの原因になります笑

なので、ショールや手袋は必須。
ショールはファーでも布でもどちらでもOKですが、《衣紋の上に被せて》使用して
ください。
綺麗に抜いた衣紋ですが、めちゃめちゃ寒いです…。
首元、あたたかくしてお出かけしてください。
また手袋ですが、くるぶしくらいの長さではなく《くるぶし以上肘未満》の長さが
おススメです。
くるぶしより長い手袋をするだけで、かなり体感の寒さが変わります。

最後に、おすすめしない着方とは?

ずばり。
《下着の重ね着》と《貼るカイロ》です。
どちらも共通しているのは、「調整ができない」こと。
外は寒いですが、建物の中に入るととてもあたたかかったり、場合によっては暑いことも。
そんな時下着を重ね着は、帯も着物も全部脱がないと下着を脱ぐことが出来ません。
貼るカイロに至っては低温やけどをしてしまう場合も。
室内であたたかくなりすぎて気分が悪くなる方もいらっしゃるので、
《下着の重ね着》と《貼るカイロ》はご注意くださいね。
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