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2023.03.04 ブログ

1つのデザインができるまで① -世の中がいつもと違う世界に見える!―

こんにちは。タケバヤシです。
前回の話の続き、私が1から商品開発に関わったときのお話をしたいと思います。

まずは、素材集め

今回のオンラインショップの立ち上げに携わって、私は初めて「ものづくり」に参加することになりました。
もちろん吉兵衛工房のスタッフさん、職人さんはプロ集団なので、私はあくまでも「着物ユーザー代表」という立場です。
スタッフさんや職人さんは男性が多く、実際に着物を着る女性のことを考えるのには限界があります。
(男性は帯揚しないですものね)
そこで「着物ユーザー代表」として、なにかお手伝いできたら。というスタンスでした。
でも「せっかくやるならオンラインショップにしかないデザインを!」という、妥協を許さない吉兵衛工房のストイックさが加わり笑、みんなで一からデザインを考えることになりました。

まずは何でもいいので、インスピレーションを受けたものを集めることから始まります。
絵、イラスト、色、模様、雰囲気…。
いざ、「帯揚のデザインにしたいもの」という視点が備わると、なんと!世界が全然違って見えてきました。
今までは内容を注視していた街中のポスターも、この時は内容が全然頭に入ってきません。
その代わり見えてきたのは、配色や全体の色の配分でした。
物事の見方をちょっと変えるだけで、こんなにも違って見えるんだ!という驚きは、とても斬新でした。

第1回のミーティングは疲労困憊

そして一生懸命集めた素材を持ち寄って、みんなでミーティングをします。
どの柄がいいか?大きさは?配置場所は?
帯揚という小さな布の中に、これでもか!といろんな意見が飛び交います。
いろんな意見を出し合いながら、私はずっと闘っていました。
相手は「自分の中の帯揚という固定概念」です。
どうしても「帯揚ってこういう柄の大きさが多いよね」とか、「なんか帯揚ってこんな感じ」という固定概念がちょくちょく邪魔をしてきます。
そのたびに「今までない帯揚を作るんだよね?」と誰かが言ってくれます。
そうだった。今までにない帯揚を作るんだった!
固定概念にすぐに囚われてしまう私の脳みそ。。。
知らず知らずのうちに引きずり込まれてしまう「今までの帯揚」観から脱却するのに、とても時間がかかりました。

第1回目のミーティング終了後、私はぐったりするほど疲れたのを覚えています。
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